Siriの開発者らが新しいヴァーチャルアシスタント「Viv」を開発

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Siriの開発者らがSiri以上のヴァーチャルアシスタントを開発中

iOSデバイスに組み込まれているヴァーチャルアシスタント「Siri」ですが、もともと開発を行っていた人物たちの目指したものとはもはや別物になってしまっているということをご存じでしょうか。

ワシントンD.C.の有力地方紙『Washington Post』によりますと、Siriの開発者たちは現在、「Viv」というSiriをはじめとした他のヴァーチャルアシスタント以上の事ができる別の人工知能技術の開発に取り組んでいるようです。

SiriはもともとDag Kittlaus氏Adam Cheyer氏をリーダーとするチームによって開発されましたが、今では二人を含めて当時のチームの三分の一がVivの開発に携わっています

これはSiriに実装する機能に関してアップル側と仲たがいしたことから、集団でアップルを離脱したためです。

Vivが対応できるオーダーはSiri以上

Vivはあらゆる面でKittlaus、Cheyer両氏の目指していたものと言えます。つまり、Siriが本来あるべき姿なのです

現在のSiriにはできない多くのことに対応していますが、ワシントンポストの記事ではその例として、宅配ピザの注文を挙げています。

注文に必要なのはViv本体だけで、その他のアプリをダウンロードしたり、手で文字情報を入力したりする必要もありません。以下引用いたします。

エンジニアの一人が「オフィスの近くのピッツァ・シカゴからピザを届けて」とスマートフォンに向かって言いました。総勢8人の研究チームが数年にわたり開発を進めてきた人工知能「Viv」の初めての実地試験です。その場にいた全員が固唾を飲んで見守りました。そしてVivから返って来たテキストは・・・「トッピングはどうしますか?」

このテキストを見た8人は興奮を抑えきれず、次々にトッピングのオーダーを出し始めました。ペパロニ! ハーフチーズ! シーザーサラダ! 長年開発してきたVivが良好な反応を示したことで成功を確信したのでしょう、Vivに他の指示もたくさん出しました。もっとトッピングを乗せよう! いや、このトッピングはいらないだろう! ミディアムじゃなくてラージにしようぜ!

そして約40分後、Vivがオフィスの住所を混乱して少しの間中断したものの、ピッツァ・シカゴからオーダー通りのピザが無事に届けられました。Vivの最初の仕事は大成功を収めたのです。

Vivは多くのサードパーティアプリを統合することで動いており、ピザをオーダーすることなど機能のほんの一部に過ぎません。

例えば「車をタクシーを呼びたい」と言えば、自動車配車サービス「Uber」から、どの車を選ぶかの選択肢が提示されます(日本国内では、Uberのサービスは「白タク行為」にあたるとして現在中止していますが)。

ピザや車のデリバリーを頼むのと同様のアプリが50個ほど統合されていて、その中には飛行機、病院、レストランを予約したり、花屋さんからブーケを取り寄せたり、家庭内のスマートデバイスを動かしたりといった機能が含まれています。

GoogleやFacebookもサードパーティを統合したVivに注目

先ほども言った通り、Vivに搭載されたこれらの機能は、本来Siriも備えているはずのものでした。

ワシントンポストの記事によると、Kittlaus、Cheyer両氏の目指したのは「モバイルコマースの再発明」であり、「ただの賢いAIチャットロボット」ではなかったのです。

Vivは多くの点でAlexa(アレクサ)の愛称を持つAmazon Echoと類似しています

VivもAmazon Echoもサードパーティのサービスを統合して動いている一方で、直接その機能を使う場合はサードパーティ・サービスが不要です。

すでにGoogleやFacebookがVivを買いたいと申し入れているとのことですが、Kittlaus、Cheyer両氏が実際に売却するかは不明です。

開発チームはVivを多くのデバイスに搭載したいと考えており、そのために最適な選択肢を取っていきたいとだけコメントしています。

Via: 9to5Mac

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