1時間で2,800万リットルの空気を浄化する「Smog Free Tower」

オランダのリサーチ会社とデザイナーの協力で、このほどロッテルダム公園に高さ23フィートの金属製の塔が建ちました。芸術作品としては明らかに出来そこないですが、その真の目的は空気の清浄化にあります。

Smog Free Tower purifies a million cubic feet of air every hour

http://www.geek.com/science/smog-free-tower-purifies-a-million-cubic-feet-of-air-every-hour-1634536/

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この塔、Smog Free Towerという名前なのですが、1時間当たり2,800万リットルの空気を吸い込んで浄化する能力があります。

デザイナーのDaan Roosegaarde氏によると、空気中の微粒子を取り除いて周囲の空気をきれいにする働きがあるとのこと。その効果は人間が感知できるほどだと言います。直径10マイクロメートル以下の微粒子は肺に入り込むとダメージを及ぼします。そしてこのサイズの微粒子というのは、今や世界中の都市で危険域に達しているのです。例えば北京。大気汚染を抑えるために自動車の使用を規制しているのは有名ですね。

Smog Free Towerはこういった粒子をイオン化して取り除きます。塔のてっぺんには風力エネルギーで動く換気システムが放射状に取り付けられています。吸い込まれた空気は本体内に移動し、正電荷を帯びます。イオン化された粒子は本体内に設置された電極に吸着し、きれいな空気だけが外に出ていく仕組みです。従来のイオン化空気清浄機とは違い正電荷を使うので、オゾンも発生しません

メキシコシティ、パリ、そして北京などがこのSmog Free Towerに興味を示してます。現在、Roosegaarde氏はこのアイディアを道路に応用できないかと考え、世界中の街を訪問しています。注目を集め、塔を建てようというのが狙いです。ですが彼が真に目指しているのはもっと別なものです。それは、この空気清浄化塔が要らない世界。塔を建てるよりもはるかに難しい目標ではありますけどね。

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