最近Sonyが取得した特許2つから、PlayStation VR用のゲームパッドとウェアラブルバンドの存在が浮かび上がりました。ワイヤレスのゲームパッドとウェアラブルバンドを使うことで、ユーザーは手持ちのコントローラーを使う必要がなくなりました。
Sony will Launch Wearable Gaming Bands and Gaming Pad with Its PlayStation VR
既に2016年にPlayStation VRがリリースされるというアナウンスを聞いた人も多いでしょう。以前は「プロジェクト・モルフェウス(ギリシャ神話の夢や眠りの神)」と呼ばれていたものです。ですが、同時にゲームパッドとウェアラブルゲームバンドも発売になるというのはご存じでなかったのではないでしょうか。
最近のSonyの特許申請を見ていたところ、57ある特許のうちの2つがヒントになりました。ともにPlayStation VRに関連した手の動きを検出するものでした。
実際の特許は
1つ目
1つ目の特許は空間検知デバイスです。ゲームパッドに使われる技術です。
ゲームパッドがユーザーの手の位置を感知してイメージを作り出しますが、そのためにパッド本体にエミッターとセンサーが搭載されています。たとえば、超音波エミッター&マイクロフォンセンサー、あるいは赤外線エミッター&赤外光センサーなどです。赤外光の組み合わせをパッドにインストールした場合を考えてみましょう。プレイ中に手を動かすと赤外光シグナルが遮られます。するとセンサーがこれを感知して、手が今どこにあるのかを検知するのです。続けて位置を感知することで、手の動きを認識するのです。
次にセンサーからコンソールに情報が送られ、ゲームが進行します。このパッドさえあれば、グローブや他の追加デバイスが要らなくなりますね。また、多くの人がべたべた触る事もなくなりますので、衛生面でも安心です。
2つ目
2つ目の特許はゲーム用ウェアラブルデバイスについてのものです。ユーザーは両手首にバンドを装着して、バンドについているカメラで手首の動きを認識します。このとき、右手のカメラで左手の位置を、左手のカメラで右手の位置を認識します。
カメラの他にもLEDと内蔵センサーがあり、ラウンドロビン方式で手首の位置を認識します。内蔵センサーはカメラやLEDで認識できなかった時の保険として搭載されているもので、実際にゲームをプレイするときは主にカメラとLEDからの情報で認識することになります。 さらにPlayStation VR本体の赤外光カメラも使います。手や指の動きがより正確にトレースされそうですね。