天文学者が太陽系の外の惑星に「移住できるかの指数」を導入

宇宙の新天地の探索は、2018年のJames Webb Space Telescope始動により、さらに一層盛り上がりを見せそうです。

Astronomers create a habitability index for exoplanets

http://www.geek.com/science/astronomers-create-a-habitability-index-for-exoplanets-1636034/

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この計画が始動すれば、世界中の天文学者は太陽系の外の惑星を直接研究する事が出来るようになるのです。ですが1つ問題があります。候補となる外惑星が多すぎるのです。遠く離れた星の目星を付けることは出来ていますので、更なる研究のためにはこれらの星の優先順位をつける方法が必要でした。そしてこのたび、ワシントン大学の研究チームが外惑星の「移住できるかの指数」を作成しました。

移住可能であるかというのは、その星がいわゆる「ハビタブルゾーン」に位置しているかによって求められました。ハビタブルゾーンと言うのは、惑星の表面に液体の水が存在できるような条件のゾーンの事で、私たちの地球も当然この中に入っています。知ってのとおり、液体の水と言うのは生命にとってなくてはならないものです。もちろん、想像を超えるような異星人が存在する可能性はあります。ですが、私たちと同じような生命体の方がわかりやすいでしょう。異星人にも液体の水は必要。そう仮定して研究は進められています。

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ですが、中心にある恒星からの距離だけでは、その惑星が移住に適しているのかはわかりません。ハビタブルゾーンの中にあるか外にあるかだけでは、十分に絞り込めないのです。そこで「移住できるかの指数」の出番です。天文学者は外惑星の特徴をウェブ上のツールに入力し、その外惑星が液体の水をどれくらい持っていそうかを表す膨大な値を算出する事が出来るようになります。

この指数を算出するときには、その惑星がどれくらい岩石を含んでいるかや、離心率アルベドの関係など多くのデータを用いています。アルベドとは、構成の光がどれだけ惑星から反射されて宇宙空間に戻っていくかの値です。この値が高いほど、大気中に残るエネルギーが小さいことを表します。たとえば月は夜の空で明るく輝きますが、あれは月のアルベドが非常に高いからなのです。離心率は、恒星の近くを通り過ぎるときにどれだけの太陽熱の放射を受け取るかに影響します。研究チームは、Webb Telescopeを使う天文学者が宇宙望遠鏡を使って観測するとき、この指数を参考にしてくれれば幸いだと語っています。

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