アメリカ陸軍が兵士の脳波から心を読む機械を開発

軍諜報部は、ドローンや監視システムからの情報を精査するのに多くの時間を割いています。認知脳科学者 Anthony Ries 博士の開発した自動プログラムにより、大幅な時間短縮が期待されています。

US Army lab develops a way to read soldiers’ brains

http://www.engadget.com/2015/11/07/us-army-mind-lab/

mind-lab

Ries 博士はアメリカ陸軍の「The MIND(Mission Impact Through Neurotechnology Design)」と呼ばれる研究施設に勤務していますが、その The MIND は脳波を読み取るプログラムの試験を開始しました。つまり、心を読むプログラムです。

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いかにして心を読むのか

最近の試験では、研究室のコンピューターにつないだ脳波記録装置を兵士につけさせ、1秒ごとに点滅する画像を見るように指示しました。画像は以下の5つのグループに分けられます。船、パンダ、いちご、蝶、シャンデリア。実験中、被験者の脳波の変化を記録・解析した結果、プログラムは兵士が船に分類される画像に注目していることを見出しました。被験者が自分に関係ありと判断したものを見たときには、それぞれ特徴的な脳波パターンが観測されました。そして時間がたつと、一部だけトリミングした画像(チップ)からだけでも関係あるかないかの判断を付けられるようになりました。

Ries 博士はこのように説明しています。

「被験者が重要だと判断したものを見た時、このような反応が見られます。兵士に関係あるものを含んだチップを見た時だけ、何か重要なものを見つけた時の反応が返ってきたのです。それは特殊な車両であったり、道の横で穴を掘っている人物といったチップです。」

今後の改良方針

現在、研究者はこのシステムを改良し、目の動きを追跡するなどの新しい機能を付けることを計画しています。実は先ほどの実験が行われた際、他のコンピューター上で簡単なテレビゲームをしてもうらうよう兵士に頼んでいました。兵士は目の動きでカーソルを動かし、かたまりになっている泡の中から同じ色の泡を狙い撃つように指示され、正確にこれをこなしました。

この時は単にデータ採取だけに留めたようですが、いずれは本格的にプログラムをくみ上げる予定だそうです。将来的には「ウソ発見器」が実用化されるのでしょうか。

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