多くの昆虫やヤモリなどの小型爬虫類は壁を歩くことが出来ます。アニメや特撮ではヒーローや忍者が歩いているシーンもありますが、ケンブリッジ大学の研究で人間は壁歩きが出来ないことが科学的に証明されました。
Science: no, you can’t be Spider-Man
http://www.engadget.com/2016/01/18/science-rules-out-real-spider-man/
人間は逆立ちしても壁歩きは出来ない
子供のころに忍者が壁や天井を歩くのを見て、やってみようとした人も多いのではないでしょうか。子供のころの夢を壊すのは忍びないですが、時にはきちんと受け入れなくてはならない時もあります。英国ケンブリッジ大学の研究で、ヤモリより大きな生物は壁に張り付くことが出来ないとわかりました。それより大きい生物では必要な手足のサイズが尋常ではないくらい大きくなってしまうらしいのです。もしも人間が壁に張り付こうとした場合、体表面の40%を覆う粘着性の指球(指の腹)が必要になるそうです。
科学の力で壁歩きが出来るようになるかも?
ですが完全に落胆するのは早いです。今回の研究では、ヤモリ以上の大きさの動物でも指の腹の粘着性を上げることで少しの間なら壁歩きが出来ることが報告されています。今はまだ存在しない強力粘着パッドが今後できないとも限りません。何故出来ないのかを突き詰めていくと、ではどうすれば出来るようになるかに問いは変わり、いずれは出来ましたになります。未来の子供たちは忍者ごっこで天井を歩いているかもしれません。